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現代奏造Tokyo blog

2017.6.19

演奏会まで一週間となりました。

演奏会の作品について、第7回目の今日は「メタモルフォーゼ ~吹奏楽のために~ / 川合 清裕」をご紹介いたします。
こちらは今年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅴとして、多くの団体が取り組まれている曲かと思います。
今回のプログラムには、川合さんに改めて曲目解説のご協力をいただきました。
ここではその一部をご紹介いたします。
『この作品は、タイトルが示すように「変容」がテーマである。変容するのは調性と拍子であり、これらのグラデーションをいかに表現するかが課題となる。
 調性の変容とは、、、』
続きにご興味のある方は、是非とも会場まで足をお運びください!

2017.6.11

今回の演奏会でプログラミングされている「石は主張するー吹奏楽のために」の作曲者である池辺晋一郎さんの記事が、毎日新聞のページで掲載されています。

創作の原点
作曲家・池辺晋一郎さん 幼時に「二十歳の呪い」

と題してあります。

是非ご一読ください。
https://mainichi.jp/articles/20170610/ddm/014/040/023000c

2017.6.11

演奏会の作品について、第6回目の今日は「スケルツァンド / 江原大介」をご紹介いたします。

こちらは今年度の全日本吹奏楽コンクールに向けて多くの団体が取り組まれている曲かと思います。
今回のプログラムには、前回ご紹介した「ビッグドリーム」に引き続き、江原さんに改めて曲目解説のご協力をいただきました。

ここではその一部をご紹介いたします。
『スケルツァンドは2017年全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅰとして採用され、全国で演奏されておりますが、、、』

続きにご興味のある方は、是非とも演奏会当日のプログラムをご覧ください!

2017.6.6

演奏会まで3週間となりました。
演奏会の作品について、第5回目の今日は「ビッグドリーム / 江原大介」をご紹介いたします。
この曲について江原さんからご紹介文をいただいております。

 

『ビッグドリームについて

自分の創作活動を振り返り、ポピュラー・ジャズ理論を学び作曲をスタートし、その後にクラシックの道を目指す。

そして、現代音楽と出会い傾倒、その延長線上で吹奏楽と出会う。そんな中で、これまで培ってきたものを1つの形にしようと思い、このビッグドリームという作品を作りました。タイトルの意味は「大望」というよりは、「身分不相応な野心」に近いかもしれません。20代の頃から今まで変わらぬ考えである、調性と無調を平等に扱い、必要なところに必要な要素を組み込むという方法で曲を作り続けています。今回、吹奏楽と現代音楽というコンセプトで活動をなさっている現代奏造Tokyoさんに拙作を演奏して頂けるということはとても光栄であり、今後の創作活動の励みになります。板倉康明先生の指揮でどのような音楽になるのか、とても楽しみです。同日に演奏される2017年度全日本吹奏楽コンクール課題曲「スケルツァンド」とともに、同じ人間が異なったアプローチで曲を作るとどうなるか、果たしてそこには何か共通点があるのか、是非演奏会にてお聞き頂ければ幸いに思います。』

 

今回は、江原さんからご提案をいただき監督と協議の上、取り上げることとなりました。
江原さんには、プログラム解説にも執筆のご協力をいただいております。

 

皆様のご来場をお待ちしております。

2017.6.5

演奏会の作品について、第4回目の今日は「風のファンファーレ ウインド・アンサンブルとフレキシブル・バンドのための祝典音楽 / 中橋愛生」をご紹介いたします。
 

この曲について中橋さんは次のように述べています。
 

『10周年を記念した祝典曲との依頼。そのため内容は明快な祝祭的なもの。が、そこはバンド維新。音楽面ではなく編成面での提言を試みた。
小編成スクールバンドの難しさは、人数が少ないことによる楽器編成の不足とアンバランスさもさることながら、「初心者も必ず重要な役割を果たさなければならない」点にある。これを解消する方法として近年に注目を集めているのが「音域さえ適合していればどんな楽器で演奏しても構わない」という考えで作られた「フレキシブル・アンサンブル」だ。しかし、ここには各楽器固有の表現が失われる、上手な生徒には簡単すぎる(あるいは初心者には難しすぎる)、という問題がある。
この曲は「上手な生徒」を想定した6つのソロ・パート(Fl、Cl、A-Sax、Trp、HrnまたはEuph、Trb)と、初心者を想定したフレキシブル・パート(木管3、金管3、低音1)、それに打楽器3パートとピアノ、という編成で書かれている。フレキシブル・パートは各パートに最低1奏者いればよいが、複数の楽器が存在してもよく、場面によって奏者数を変えてもよい。また、ある箇所では1st flexを担当していた者が2nd flexに移る、といった工夫もよいだろう。場合によってはソロ・パートを複数人で重ねて演奏してもよいし、打楽器も1stはマルチを要求しているが分散させるのもよい。柔軟な運用で、各バンド独自の「色」を創って頂きたい。
曲自体も、全曲でコンサート・ピースとしても使えるが、部分的に抜粋し式典ファンファーレとしても使えるだろう。(引用文)東京ハッスルコピーオンラインストアページ』
http://www.hustlecopy-store.com/products/detail.php?product_id=600
 

本番では、どのような「フレキシブル・アンサンブル」となり、「色」を創ることが出来るでしょうか。
 

是非とも会場でご覧ください!

2017.6.3

演奏会の作品について、第3回目の今日は「秘儀IV〈行進〉/ 西村朗」をご紹介いたします。

 

『ひたひたと始まり、次第に速度をあげて高まって、最後は虚空に炸裂消滅する幻想のマーチ。
深い森の闇の向こうから、魔物の集団のような行進が近づいてくる。その群れにあっという間に包み込まれ、引きずられ、あおられるように自分も行進に加わる。
行進は全体がひとつの生き物のようにうねり、線状や点状に様態を変えつつ諧謔し、興奮し、狂乱し、叫びわめいて最後は疾走状態となり、ついには中空に炸裂するように消滅する。秘儀の祈祷が呼び起こす一種悪魔払い的な交響幻想行進。打楽器群の行進リズムに乗って、旋律的あるいは点描的なユニゾンが展開される。東洋風な旋法が現れ、一部ではバリ島のケチャ風なユニゾンも奏される。
前作、秘儀III〈旋回舞踊のためのヘテロフォニー〉が3拍子の舞踊曲であったのに対し、このIVは2拍子のマーチ。両曲は姉妹作である。IIIと同様に各楽器の使用音域も演奏が容易な範囲にとどめている。(引用文)東京ハッスルコピーオンラインストアページ』
http://www.hustlecopy-store.com/products/detail.php?product_id=597

 

西村さんと親交の深い板倉監督との「秘儀IV〈行進〉」はどのような演奏になるのでしょうか。

是非とも会場まで足をお運びください。

2017.6.1

現代奏造 Tokyo、2回目のリハーサルを昨日行いました。

昨日は、
虹のある風景 / 北爪 道夫
秘儀Ⅳ < 行進> / 西村 朗
風のファンファーレ ウィンド・アンサンブルとフレキシブル・バンドのための祝典音楽 / 中橋 愛生
の3作品のリハーサルでした。

「虹のある風景」では、ソリストとしてお迎えする三味線奏者の寺井結子さんとも初合わせを行いました。

各作品の特性を表すために監督からの課題として、発音や息づかい、音色の探求等に取り組みました。

次回リハーサルは、本番1週間前です。

2017.5.25

演奏会の作品について、第2回目の今日は「虹のある風景 / 北爪道夫」をご紹介いたします。

昨年は、北爪さんの「Parallel ・Ⅰ」を演奏しました。
今回はどのような作品なのでしょうか、北爪さんは次のように述べています。
 
たまには和菓子とコーヒー、抹茶とアイスクリーム、まだまだあるでしょう・・・・
津軽三味線の音楽とウィンドアンサンブルの音楽、これらは明らかに違う文化的環境のなかに生きてきたものですね。
いわば異文化が偶然に出会い、それぞれが、そのまま自然に生きることのできる環境は、私にとって嬉しく望ましいものです。
たとえば、都会でしたらスクランブル交差点での出会いもありそうですが、この曲ではタイトルのように、
遠くに山が見える「虹のある風景」という環境での出会いを望んだということですね。
津軽三味線には、特有の厳しく律動的な表現を貫かせ、ウィンドアンサンブルには、
まど・みちおさんの詩による私の合唱曲の「虹」の部分からの引用を含ませました。
両者は、緻密なアンサンブルの関係にはなく、時々お互いに関心を示しながら、同じ環境で同じ時間を過ごします。

 

この作品で三味線奏者としてお招きする、寺井結子さんを次にご紹介いたします。

 

生田流箏曲宮城社師範。
福島市出身。
遠藤千晶に師事。
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、在学中に宮城賞および同声会賞受賞。
同大学院音楽研究科修了。
NHK邦楽技能者育成会第55期修了。
NHK-FM「邦楽のひととき」「邦楽百番」出演。
邦楽四重奏団メンバーとして「新作委嘱」「1960年代以降に作曲された現代邦楽作品の再演」「伝統的な三曲合奏」の三つの視座から現代邦楽の“今”を発信している。

 

寺井さんの三味線と現代奏造 Tokyoによる協演は、どのような演奏が繰り広げられるのでしょうか。

お誘い合わせの上、是非ともご来場ください。

2017.5.17

演奏会まで1月余りとなりました。
今後演奏会まで定期的に、今回のプログラムの作品をご紹介していきます。

 

まずは、「石は主張するー吹奏楽のために / 池辺晋一郎」 です。

 

この曲について、池辺さんは次のように述べられています。

 

「バンド維新」のために曲を書くのは2度めである。前回は2011年。
「樹々は主張する」という曲だった。タイトルで明らかだが、それに連なるのが今回の作品である。
「樹々」の場合同様、「石」も具象的な描写の対象ではない。
フレーズの末尾にある種の癖を持つオスティナートに、主張する石を象徴させたと言っていい。
その動きに誘発されたユーフォニアムがソロ的に跳梁するが、協奏曲にしようと考えたわけではない。
このユーフォニアムを石と捉えても差し支えはないが、作曲者としては、むしろ石の主張が生んだ波及効果の一環のつもりである。
E♭クラリネット、アルトクラリネット、ダブルリード属や弦バスを欠いた編成であるが、現場で、それらの楽器をこのスコアに加えることがあっても一向にかまわない。
僕は吹奏楽を書く機会が多くない作曲家であるが、吹奏楽のスコアはフレクシビリティを具備すべきと考える──と「僕は主張する」から。

 

編成など詳細は、東京ハッスルコピーのこちらをご覧ください。
http://www.hustlecopy-store.com/products/detail.php?product_id=603

 

池辺さんの限られた吹奏楽作品の中の一つとして、上げられます。

是非ともご期待ください!

​2017.4.12

現代奏造 Tokyo、4月12日に初回リハーサルを行いました。

この日は、これら4曲に取り組みました。
スケルツァンド / 江原大介
ビッグドリーム / 江原大介
メタモルフォーゼ~吹奏楽のために~ / 川合清裕
石は主張する-吹奏楽のために / 池辺 晋一郎
 

監督のタクトの下、作品のキャラクターを引き出すためのサウンドの追求からスタートしました。

次回のリハーサルは来月です。

2016.7.2 YouTube

先日の演奏会で演奏しました4作品をYouTubeにアップロードいたしました。

ご興味のある方はどうぞご覧ください!
画質はYoutube上の設定で変更が可能です。

Parallel・Ⅰ / 北爪道夫 (2016年 バンド維新作品)

Percusswitch / 川島素晴 (2016年 バンド維新作品)

焔 / 島田尚美 (2016年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲Ⅴ)

織られた時 Ⅲ ~管楽アンサンブルのための / 野平一郎 (2009年 バンド維新作品)

2016.6.18​

【現代奏造 Tokyo 第1回演奏会を終演致しました】

こちらでご案内いたしました、6月15日(水)に野方区民ホールにて第1回演奏会を終演いたしました。
当日は、多くの方々にご来場いただきましてありがとうございました。
作曲家の西村朗氏、丹生ナオミ氏もご多用のところお越しいただきました。板倉康明音楽監督の下、管打楽合奏団として現代音楽の演奏に取り組む、というコンセプトと今回のプログラミングに対して、多くの方に関心を持っていただきました。
メンバーの演奏会に対する想い入れも演奏会が近づくに連れ、日に日に増していきました。

今回はリハーサル及び本番に、北爪道夫氏、川島素晴氏、島田尚美氏をお招きし、作曲家と共に作品を作り上げることが出来たことは幸いなことでした。

Percusswitch(2016年 バンド維新作品)では川島素晴氏ご本人の指揮による演奏をお送りいたしました。
4つのグループに分かれ、それぞれ各グループの打楽器奏者をリーダーとして「スイッチ」の役割を果たすこの作品では、各グループが別々の衣装にも着替えました。
ゲネプロ終了後も各グループは打ち合わせを行い、本番では多くの喝采をいただきました。

Parallel・I(2016年 バンド維新作品)では、北爪道夫氏にゲネプロにもお越しいただき、ホールでの楽器の選定、音色の選択やバランスなどもお聞きいただきました。

焔(2016年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲Ⅴ)では、島田尚美氏に今回の演奏会のプログラム用に改めて楽曲解説の執筆のご協力をいただきました。

終演後には懇親会を行いました。お越しいただいた作曲家の方々や関係者、音楽監督、メンバーが共に同じ時間を過ごしました。特に北爪道夫氏、西村朗氏、川島素晴氏、島田尚美氏、丹生ナオミ氏からは今回の公演及び今後の当団の活動について多くのご助言をいただきました。大変恐縮ながら心強いご声援でした。

今回は旗揚げ公演でしたのでいくつか課題はありましたが、それらを今後の活動に繋げてまいります。

また演奏会開催にあたり、株式会社東京ハッスルコピー様はじめ、株式会社エーピーアイ様、各協賛企業様の温かいご支援を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。

2016.06.14

いよいよ明日が演奏会本番となりました。

今日は北爪道夫氏、島田尚美氏、昨日に引き続き川島素晴氏の3人の作曲家の方にお越しいただき、入念なリハーサルを行いました。作曲家のご本人がいらしていただけたことにより、メンバーの士気も昨日以上に高まり、各作品に立体感や色彩感、音の集合地点などが増してきました。

焔(2016年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲Ⅴ)では、板倉康明音楽監督が島田尚美氏とテンポや音色、歌い方などの解釈のやりとりをされながら我々に指示いただきました。

Parallel・Ⅰ(2016年 バンド維新作品)では、北爪道夫氏から直接作品に対する具体的なイメージをお聞きすることが出来ました。北爪氏が楽譜に書かれた一音一音の意味を我々がどこまで表現出来るかどうか、明日のゲネプロで更に練り上げていきます。

Percusswitch(2016年 バンド維新作品)では、昨日以上に作品像が見えてきました。川島素晴氏の求めるところまでの距離を明日は一層縮めていきます。監督にも客観的に見ていただき、アドバイスをいただきました。

織られた時 Ⅲ ~管楽アンサンブルのための / 野平一郎 (2009年 バンド維新作品)と吹奏楽のための協奏音楽 / P.ヒンデミット、はそれぞれ作品の特色と我々の現段階での能力の、どちらも引き出していただくような音楽作りの時間となりました。

また昨日のリハーサルの記事を6000人以上の方々にご覧いただきました。ありがとうございます。ここ数日で席もだんだんと埋まってきております。演奏会では北爪氏、川島氏、島田氏と監督による対談もございます。こちらはプログラムには記載されていないこともお話されることと思います。まだ迷われている方、日程の調整が可能な方は是非ともお越しください。メンバー一同心よりお待ちしております。

2016.6.13

演奏会の2日前となりました。今日の練習はこれら5曲に取り組みました。

Percusswitch / 川島素晴 (2016年 バンド維新作品)
Parallel・Ⅰ / 北爪道夫 (2016年 バンド維新作品)
焔 / 島田尚美 (2016年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲Ⅴ)
織られた時 Ⅲ ~管楽アンサンブルのための / 野平一郎 (2009年 バンド維新作品)
吹奏楽のための協奏音楽 / P.ヒンデミット

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川島素晴氏にも大変ご多忙の中お越しいただき、楽曲の説明を直接ご指導いただきました。各奏者、楽曲のイメージを掴みはじめました。アドリブも交えた身体性の動きも伴い、とても見応えのある作品です。

他の作品も一ヶ月前のリハーサルより、音楽監督から楽曲の構成やフレーズの処理など、作品を奏でる上でのいろいろなアプローチ方法のご助言をいただきました。緻密な音楽作りをしていただける監督にどれだけ各奏者が応えることが出来るのか。課題はありますが、明日のリハーサルでも調整を続けていきます。

2016.6.10

演奏会まで1週間を切りました。

今日は演奏会のメインとしてお送りします、P.ヒンデミット作曲の「吹奏楽のための協奏音楽 作品41」のご紹介です。
この曲は1926年に作曲されました。全楽章を通して彼の対位法の技術の高さが伺え、楽器の特性を活かしたテーマがいくつも表れてきます。

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第一楽章 協奏的序曲 (Konzertante Ouvertüre)
威厳に満ちたtuttiで始まり、わき上がるような上行形のテーマが次々と提示されていきます。時折、どこかユーモアさも感じられます。

第二楽章 歌曲《高貴な騎士オイゲン公》による6つの変奏 (Sechs Variationen über das Lied “Prinz Eugen, der Edle Ritter”)
冒頭は雄大かつ気品が溢れるように提示され、すぐに木管楽器を主体とした主題が繰り広げられます。その後トランペットに連なる金管楽器が勢いよく響き渡り、バリエーションはより一層展開されていきます。

第三楽章 行進曲 (Marsch)
アウフタクトから始まるこのマーチは、華やかさ以上に芯の太さや見据える先が力強く感じられます。
トリオは木管楽器のみで奏でられており、コーダで再び主題部へ戻り終結します。

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音楽監督はヒンデミットと直接話をされたことのある方から、彼の音楽の解釈を以前聞かれたそうです。
その解釈に近い演奏を披露したいと思っております。

演奏難易度は易しくはありませんが、聴き応えのある作品です。

2016.6.8

1週間後の明日は演奏会当日を迎えます。今日は、2016年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲Vである、島田尚美作曲「焔」のご紹介です。こちらは今年度のコンクールに向けて多くの団体が取り組まれている曲だと思います。

今回のプログラムには、作曲者ご本人に曲目解説のご協力をいただきました。その一部をご紹介いたします。

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課題曲「焔」を演奏して下さった団体の指揮者の方々とお話しをさせて頂く機会が多くあり、この曲の様々な解釈に触れることが出来ました。その内容は大変興味深く、私の中でも更に曲のイメージが広がり、「焔」をシリーズとして書いてみたいという心境にまでなりました。様々な焔の演奏を聴いた現在、改めてこの曲について解説します。

曲の冒頭、サスペンデッドシンバルがpppより静かに入ってきます。これにより、、、

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続きは当日のプログラムをご覧ください。

島田尚美氏もリハーサル及び演奏会当日にいらしていただけるご予定です。
板倉康明音楽監督による我々の演奏にどのようなアドバイスをいただけるのか楽しみです。

2016.6.6

演奏会まで10日を切りました。引き続き演奏会で取り上げる曲目のご紹介です。バンド維新2016より、北爪道夫作曲「Parallel・I」をご紹介いたします。東京ハッスルコピーのこちらに曲目についての詳細が記載されています。
https://www.hustlecopy-store.com/products/detail.php?product_id=518

詳細より作曲家ご本人が書かれた解説を引用いたします。

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音楽のおもしろさにも色々あるということをお伝えしたくて作曲をしています。今回は「パラレル」について考えるために書きました。
パラレルな現象を音で切り取ってみたものです。はっきりした性格の違いをもつ複数の楽想が並行して進み、それぞれ自らを主張しますが、客観的に聴けばそれらは互いに影響を受けており、自然に「関係」が芽生えています。それは調性的なベクトルとは別の、補い合う不思議な現象です。Parallelは並行・並存といった意味ですが、世の中では色々に使われることばです。推理小説では複数の物語が同時に進行し、最後に結びつく楽しみ。テレビではドラマとCMがパラレルに置かれる。人も、その内面にある様々な要素が人格の幅を広げてくれる。大勢の時は、集団ではなく集合であったほうが楽しいのは「違いがおもしろい」からだと思います。普段は無関係にみえる(気付かないことさえある)様々な現象が、実は互いに影響を与え合っているのが真のパラレルだと思います。

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北爪道夫氏は、リハーサル及び演奏会当日にいらしていただけるご予定です。
作曲家をお招きし、リハーサルを行えることは演奏家にとって創作意欲がとても沸く時間になると思います。

2016.6.4

6月に入り、演奏会まで10日ほどになりました。今後演奏会まで、今回取り上げる曲目をいくつかご紹介いたします。

まずはバンド維新2009より、野平一郎 作曲「織られた時 III ~管楽アンサンブルのための~」です。

東京ハッスルコピーのこちらに曲目についての詳細が記載されています。

https://www.hustlecopy-store.com/products/detail.php?product_id=40

詳細より作曲家ご本人が書かれた解説を引用いたします。

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バンド維新2009のために作曲されたこの「織られた時III」は、一つの楽曲と言うよりは音楽の一断片であり、より大規模な作品で展開されるさまざまな考えの一種のミニアチュールである。曲は、冒頭に奏される2つの音の周囲(上下)に生成する和音によって作られている。ゆったりとした和音による時間や、その中に聴こえてくる細かい動きが作る時間。また、さまざまなリズム断片や違った速さのパルスが、異なる楽器に割り当てられる、言わば個の時間や、集団が作るダイナミックな時間。そうした複数の音楽的時間の作り出す綾を、この曲のタイトルは示している。

素材は、陳腐なまでに単純化されていて、その継起は歌うべきものを持たない根無し草が作る「ある荒涼とした原風景」である。それは浮遊し、とらえどころのない時間。曲の中間でやっと規則的なリズムが表われ、何か確固とした表現に至るかに見えて、それは再び虚無の中に沈潜する。同じ旋律の断片が何度も異なった和声を従えて戻り、その都度音の響きの表面のざらつきは異なり、凹凸につまずく。その凹凸はダイナミックスや編成、そして何よりも響きの協和不協和の度合いによって作られる。

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2016.5.19

【作曲家ご本人が指揮をされます】

6月15日(水)18時30分開場、19時開演.。野方区民ホールでの【現代奏造 Tokyo】第1回演奏会で演奏いたします、Percusswitch (2016年 バンド維新作品)を作曲家である、川島素晴さんが指揮をされることに決定いたしました!

音楽監督に交渉をしていただき、川島さんよりご快諾をいただきましてこの度、このような運びとなりました。

作曲家ご本人の指揮で演奏出来ますことは、奏者にとっては現代作品ならではの醍醐味です。お越しいただけるお客様にとってもまたとない機会でございます。特別協力を賜っております、株式会社 東京ハッスルコピー様のホームページより、川島素晴さんによる楽曲解説を引用させていただきます。

『A~D、4つのグループに分かれたアンサンブルを率いるリーダーとして、4名の打楽器奏者がそれぞれのグループの前に立ち、指揮者不在の中、各グループの入りとリズムを示すことで、題名通り「パーカッションがスイッチの役割」を演じる。(全体の配置は、各グループを分割して配置するのが望ましいが、前後のセッティング変更が難しい場合は、ほぼ通常の吹奏楽配置のまま上演できるような割り振りになっているので、そのような上演も可能である。)

リーダーによるキュー出しが入り乱れると、ムチの音が遮って次のセクションに進む。ここでリーダー4名は楽器を持ち替え、それとともに各グループの楽想も入れ替わる。再び入り乱れると、今度は既に登場していたカウベルがカウントを鳴らし遮り、これをきっかけに打楽器も楽想も最初のセクションのものに一旦戻るが、ここからは各グループの奏者はそれぞれのリーダーが2種の打楽器を持ち替えるのを見て、それに併せて楽想をチェンジする。(これら8つの楽想は、相互にできるだけ異なるものとしてキャラクタライズされることが望ましい。)

8つの「スイッチ」が入り乱れる中、ようやく指揮者が(警笛を吹きながら)登場し、乱れた場を強引に収めると、「自分の指揮に従うように」というメッセージをこめながら、かけ声をかけて各グループリーダーにキュー出しをする。ここからは指揮者に従って演奏が進むが、徐々に各グループ奏者がリーダーのキューに従いはじめ、再び混乱する。(ここはアドリブも交えた激しいものにしてもよい。)

指揮者は各リーダーを強引に止めに行き、その際、ムチとカウベルを奪い取り、これら2つの楽器を自ら鳴らすことで再び主導権を握る。しかし、指揮者自ら暴走し、どんどんテンポをあげて皆がついて行けなくなると、打楽器奏者たちの反撃で、指揮者は倒れて終わる。各グループの衣装を分ける等、全体的に、楽譜の指示を超えた自由な演出を加えて演奏することが望ましい。』
とのことです。どのような演奏が繰り広げられるのか、今から想像が膨らみます!

2016.5.17

日付を超えましたが、今日は演奏会に向けての初リハーサルをプロフェッショナルパーカッションで行いました。限られた時間の中で、

Percusswitch / 川島素晴 (2016年 バンド維新作品)
Parallel・Ⅰ / 北爪道夫 (2016年 バンド維新作品)
焔 / 島田尚美 (2016年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲Ⅴ)
織られた時 Ⅲ ~管楽アンサンブルのための / 野平一郎 (2009年 バンド維新作品)
吹奏楽のための協奏音楽 / P.ヒンデミット

これら5曲に取り組みました。

多くの作曲家と親交のある音楽監督指揮の下、各楽曲とも演奏するにあたりそれぞれご助言をいただきました。各パート、各奏者はいただいたアドバイスを持ち帰り、次回のリハーサルに向けてこれから練習を積みます。室内楽のリハーサルも各曲ともこれから合わせ練習を行います。

写真は今日のリハーサルの一コマ、織られた時 Ⅲ ~管楽アンサンブルのための / 野平一郎 (2009年 バンド維新作品)の練習風景です。6月15日(水)の演奏会当日まで1ヶ月を切りました。野方区民ホールにて18時30分開場、19時開演です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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